私たちの頭の中、つまり脳の中にはとても複雑なネットワークがあります。
そしては、それはスーパーコンピュータでも不可能な計算をやってのけます。
実際、専門の分野では脳と同等の能力を持つコンピュータを作ることは
不可能であると考えられています。

これはにわかには信じられない事かも知れません。
しかし、事実なのです。

さて、問題は、私たちの場合、
このネットワークが「日本語」によって形作られており、
そのネットワークが私たちの考えや気持ちの基盤となっているという点です。
つまり、何かを考えたり、感じたりするときには、
必ずこの巨大で複雑なネットワークが私たちの頭の中で働くのです(※)。
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そのため、英語を英語で学ぼうとすると、とても効率が悪くなります。
なぜなら、それは複雑なネットワークを一から作ることに等しいからです。
しかも、実際のところは、英語を英語を学ぼうとしても、ほぼ100%、
そのバックグラウンドで日本語のネットワークが起動しています。

そうなると、無理に英語を英語で学ぼうとするよりも、
日本語を活用して意味をつかみ、
その後に英語の練習をする方が効率的・効果的です。

つまり、英語だけで押し通すよりも、日本語のネットワークの上に、
英語のバーチャル・ネットワークを作っていく手法の方が
色々な意味で優れているのです。

(※)このため、日本語は「母語」(native language)と言われ、
「外国語」(foreign language)である英語とは区別されます。

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