流行りの「リトリート」って何?

2015/02/08

アメリカでは、“Retreat”(リトリート)という言葉をよく耳にします。

 

リトリートとは、直訳すると瞑想期間とでもいうのでしょうか。

日本では、缶詰状態でセミナーを受けた。。。なんていう表現がありますが、

意味合い的にはそんな感じです。

 

週末やまとまった期間の間、外との接触を断絶し、参加者との集団生活を通し、

個人個人が自分自身との関わりを見つめなおす機会です。

 

その中身はイベントによって多種多様ですが、

大抵はグループディスカッションや

リトリートのテーマに関連したトレーニングが盛り込まれています。

 

必然的に、同じようなゴールを掲げた人たちが集まるので、

集団作業が自己の内省には大変役立ちます。

 

その対象はさまざまで、

ヨガをする人が対象のものからビジネス界の人々のリトリートなどもあります。

 

リトリート2

 

 

 

 

 

 

 

 

今回行事の一部を垣間見させていただいたのは、

カリフォルニア、サンタモニカにある聖モニカ教会の男性限定のリトリートです。

 

聖モニカ教会は、アーノルド・シュワルツネッガーを始め、

アメリカの芸能界関係人がメンバーとして名前を連ねていることで

少々巷では有名なカトリック教会です。

 

これまで、アメリカンフットボールの人気選手トム・ブレディーが

この教会で結婚式を挙げています。

 

 

余談はさておき、聖モニカ教会主催の男性限定のリトリートですが、

金曜日から土曜日の夜までの丸一日24時間、

参加者の成人男性達が寝起きをともにし、

神とのつながりやそれにまつわる自分の人生について語り合う

(参加者の多くはカトリック信者のため)行事です。

 

monica church

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

この行事の最終日には、ミサ(感謝の典礼)の時間に参加者の親族を招き、

彼らの精神的な生まれ変わりと成長をたたえるのですが、

私もそのミサに参列させていただきました。

 

まず、男性だけで何を話すんだろうという素朴な疑問がありましたが、

参加者の発言では、男性だけの空間だからこそ安心して話せることがある、

ということでした。

 

なるほど、ですね。

 

内容は多岐に渡り、薬物中毒から立ち直り人生を変えようとがんばる生き様、

そういう話を聞いて心を動かされ、

さらに信仰心を深めるカトリックの若者の証言など、

年齢も人生経験もまさになんでもアリな集まりでした。

 

 

この聖なる場所で願ったことは一つ。

 

人種、年齢、性別、過去の経歴という枠を超え、

一人ひとりの意見が尊重され、

誰もが生き生きと暮らせる社会の実現でした。