ロサンゼルスから車で北に約1時間半のところに位置する
オハイ(Ojai)は、人口約7500前後と小さな町ですが、
最近ではハリウッドスターも移り住むことで知られていて、
ロサンゼルス住民にも、とても身近な、
週末の小旅行にはぴったりの穴場となっています。
この変わった名前があまりにも印象強く、私もこの近辺を
通るたびに一度は行ってみたいと思い初めてから、
かれこれすでに4-5回は訪問しています。
私がオハイの虜になったのにも、
実はこの地域がかもし出す独特の空間と雰囲気にあります。
気になって調べてみたところ、
オハイはボルテックス(Vortex)なのでした。
皆様にもおなじみのアリゾナ州セドナはボルテックス、
いわゆる大地のエネルギーを感じる地(パワースポット)
として有名ですが、オハイにもそれに似たものがあるようです。
哲学者や芸術家が集まるのも、それが理由なのかもしれません。
セドナと似た開放感と自然との一体感があります。
オハイは、アート・ウォークができるくらい
芸術・美術スタジオが点在しており、
秋にはアート・ツアーが開催されます。
一年を通して、ミュージックフェスティバル、シネマフェスティバル、
ワイン・フェスティバル、などイベントが豊富です。
歴史的にオハイは原住民族のChumashが
もともと住んでいたことで知られており、
オハイとは彼らの言語で“月”を意味するそうです。
このオハイのダウンタウンともいえる中心街を横目に
ドライブを続けると、その先にはオレンジ畑が延々と続きます。
この地は南カリフォルニアの少し内陸になるため、
夏冬通してカラッとした天候で、夏は30度をゆうに越える暑さ。
オリーブオイルの生産でも有名で、
かなり高質のものが手に入るのでお土産にはぴったりです。
ロサンゼルスは、日本人にかなり定着した観光地ですが、
田舎風景ときれいな空気を吸いにオハイまで少し足を延ばして、
一味違ったカリフォルニア観光を楽しんでみるのもいいと思います。
たっぷり自然の恵みに触れ、
夜はプラネタリウムのような満天の星空を見上げる
という経験ができるのもオハイならではでないでしょうか。