子育てと親の責任

2015/09/28

カウンセリングをする中で、よく考えることの一つに、親子の関係があります。

 

それは、成人を対象にしたカウンセリングにも当てはまることで、

その人が幼少時にどのように育て親との関係を築いてきたかが、

その人のその後の社交関係や恋愛関係にもある程度の影響を及ぼしてくるとされているからです。

 

これは、精神医学の理論でいう愛着理論になります。

 

 

最近では、親御さんを対象に子育てについてもお話させていただくことがありますが、

大きく分けて子育てにも4種類があります。

 

ダイアナ・バウムリンドという発達心理学者が唱えたもので、

親の役割である優しさ(または反応性)と権威(または要求)の度合いによって区分されます。

 

理想とされているのは、“民主的”な子育てで、

親が権威を表明しながらも子供に選択肢をあげる子育てです。

 

それ以外の3種類は親が消極的で完全に受身のタイプであったり、

独裁権威主義や全く子育てに無関心なタイプとなります。

 

民主的な子育てをする上で難しいのが、

どういう具合で親の権威を示せばいいのかいうこと。

それには、親自身が自分の愛着スタイルをしっかり踏まえて、

子供に接することが求められます。

 

親が自分の人間ドラマや自身の過去の人間関係から生み出された歪みによって、

親子間までもドラマだらけ(感情まかせ)にしないということです。

 

子供のしつけは、ほとんどすべてが親の手にかかっているといっても過言ではありません。

 

なぜなら子供の本来生まれ持った気質はあったとしても、

彼らの言動のほとんどすべては、成人または環境で出くわすもののまねからくるからです。

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駄々をこねる子供にも余裕を持って接するには、

この子供が今どのような感情を抱き、何を表現しようとしているのかな。。。

という姿勢で対応してあげることがとても大切です。

 

そうするにも、まずは自身の親との関係や状況状況における自分の感情を

常にチェックできる心の目を持てるようになれるといいですね。

 

 

少し話は反れますが、アメリカでは赤ん坊を寝かしつける際、

頭部顔辺りにブランケットをかぶせる習慣があるそうです!

 

かなり危険ですねえ。。。びっくりです。

 

 

次回は様々な幼児教育をご紹介したいと思います。