U2の「ジョシュアツリー」(The Joshua Tree)って何?

2016/03/20

I have climbed the highest mountain
I have run through the fields
Only to be with you
Only to be with you…

この歌詞に聞き覚えあるかたもいらっしゃると思います。
U2のヒット作、“I Still Haven’t Found What I’m Looking For”です。
この曲が収録されているアルバムこそがThe Joshua Treeです。

u2


(※参照写真:アルバム “The Josha Tree” U2より)

ご存知の通りU2はアイルランドのバンドグループですが、
この作品は、アイルランドとアメリカ両国の歴史背景にある
愛と憎しみを象徴したものと言われています。
ジョシュア・ツリーの砂漠のイメージをモチーフに、
私たちの内に秘められた心の渇きであったり、
自然としての砂漠以上のものを表現したいという
気持ちを込めて作られた作品だそうです。

というわけで、週末に、アメリカ国立公園にも認定されている
ジョシュア・ツリー(Joshua Tree)に行ってきたので、
その中身を少しお話させて頂きます。

ロサンゼルスから車で東に約3時間ほどのところに位置する国立公園で、
ロッククライミング、キャンピング、ハイキングのアクティビティーのほか、
最近ではヨガのリトリートで人気のスポットです。
内陸に位置し一年を通して乾燥した天候ということから、
カリフォルニアでは身近な砂漠体験ができるところとしても有名です。

ここで見かける植物は、ほかでは見かけない特殊なユッカという
多年生植物の一属で、通称「ジョシュア・ツリー」を見ることができます。

joshua tree

私はこの木を見るたびに、

エドバルド・ムンクの”叫び“の絵画を連想してしまうのですが、
なにかこの木が語るものがある気がして仕方がありません。

ジョシュア・ツリーとは、元々19世紀、植民地として定住したモルモン教徒が
聖書の登場人物であるジョシュアが天の神に向かってお祈りする姿を
想像して命名されたといわれています。
皆さんは、この木を見て瞬時に思い浮かぶイメージがありますか?

今年に入ってからはエルニーニョ現象の恩恵を受け、
水不足のカリフォルニアの草木も十分な水分を摂取できているのか、
例年になく様々な野草が花を咲かせています。

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今回は日帰り訪問だったので軽く周辺の小道を歩く程度のものでしたが、
この自然の広大さ(173890ヘクタール)と砂漠が醸し出す
苛酷さと素朴さに開放感を得ることができて、
とてもスペシャルな瞬間を過ごせました。

この近辺には、原住民のインディアンが住居する特別区域もまばらにあり、
カジノも見掛けます。
そのほか近郊には、パームスプリングというカリフォルニアの避暑地があり、
ショッピング好きにはたまらないカバゾン・アウトレット・モール、
さらにはテニス界の人気者、錦織選手が参戦する試合も
最寄りのインディアンウェルズという街で開催されるように、つねに催しがあります。

是非、ジョシュア・ツリーに足を運んでみてください。
南カリフォルニアの楽しみが2倍に

も3倍にもなること、間違いなしです。

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